Saikō Saibansho hanreishū, 10권,5-7호Saikō Saibansho Hanrei Chōsakai, 1956 |
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... 証拠で判示第二事実を認定したことは明らかである。所論は判例違反をいうが、引用の判例は旧刑訴法に関するものであつて、証拠の標目で足りる現刑訴法の下における本件には適切でないから、適法な上告理由に当らない。なお、現刑訴法三三五条一項の解釈 ...
... 証拠で判示第二事実を認定したことは明らかである。所論は判例違反をいうが、引用の判例は旧刑訴法に関するものであつて、証拠の標目で足りる現刑訴法の下における本件には適切でないから、適法な上告理由に当らない。なお、現刑訴法三三五条一項の解釈 ...
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... 証拠は特定されねばならぬことを判示している。然るに原判決は右判例に反して、証拠は特定していなくても適法であるとの判断を示した。即ち、第一審判決が、証拠の標目として「被告人の検察官に対する供述調書」「早川市右衛門の検察官に対する供述調書 ...
... 証拠は特定されねばならぬことを判示している。然るに原判決は右判例に反して、証拠は特定していなくても適法であるとの判断を示した。即ち、第一審判決が、証拠の標目として「被告人の検察官に対する供述調書」「早川市右衛門の検察官に対する供述調書 ...
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... 証拠の中どれを証拠に採用したのか明示しなくともよいという趣旨ではないからである。全く面が違うのである。原判決はこの点を恣意に漠然とさせ誤魔化している。無罪の証拠をあげて有罪の認定ができるのでない限り、第一、二審の判決は適法とならぬであ ...
... 証拠の中どれを証拠に採用したのか明示しなくともよいという趣旨ではないからである。全く面が違うのである。原判決はこの点を恣意に漠然とさせ誤魔化している。無罪の証拠をあげて有罪の認定ができるのでない限り、第一、二審の判決は適法とならぬであ ...
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